年金への加入について

Q

契約社員でも厚生年金に加入することがありますか。

A

契約社員で働いている人が、健康保険・厚生年金の加入者となるのは、適用会社で常用関係にあるかどうかによって決まります。

常用関係にあるかどうかを判断する基準は「勤務時間」と「勤務日数」で、原則として、それぞれ社員の4分の3以上ある場合が妥当とされています。なお、厚生年金の加入者となる契約社員は、同時に基金年金の加入者となります。

*平成28年10月以降、週20時間以上を対象とするなど適用範囲が拡大されます。

  • 勤務時間 1日の所定労働時間が、社員のおおむね4分の3以上であれば該当します。たとえば、社員の所定労働時間が1日8時間とすると、6時間以上がそれに該当します。日によって勤務時間が変わる場合は、1週間をならして、所定労働時間のおおよそ4分の3以上の勤務時間があれば該当します。
  • 勤務日数 1ヵ月の勤務日数が、社員の所定労働日数のおおむね4分の3以上であれば該当します。社員の所定労働日数は、必ずしも実出勤日数を指していませんが、その会社で同じような仕事をしている社員の所定労働日数のおおむね4分の3以上勤務していれば該当します。ただし、所定労働時間と日数で4分の3以上という基準だけでなく、就労の形態・内容などを総合的に考え常用関係にあるとされれば、厚生年金の加入者となります。
Q

何歳まで厚生年金及び基金年金に加入できますか。

A

原則、70歳の誕生日の前日まで加入できます。

Q

基金年金に加入していますが、iDeCo(個人型確定拠出年金)にも加入できますか。

A

基金年金のみに加入している60歳未満の方は、iDeCoにも加入できます。 (※iDeCoの加入可能年齢は2022年5月より65歳未満までに拡大されます。)

  • 基金年金に加え、NTTグループ確定拠出年金に加入している方の場合には、 NTTグループ確定拠出年金は加入者掛金の拠出(マッチング拠出)制度を具備していることから、iDeCoに加入することができません。
  • NTTグループ確定拠出年金以外の企業型確定拠出年金に加入している方は、 マッチング拠出制度の有無等によりiDeCoの加入可否が異なりますので、各年金制度の担当者へお問い合わせください。
  • NTTグループ確定拠出年金またはその他の企業型確定拠出年金に加入しており、現在iDeCoの加入ができない方についても 2022年10月よりマッチング拠出またはiDeCoのいづれかをご自身で選択し、拠出いただくことができるようになります。 拠出できる額等に一定のルールがございますので、対象者には別途詳細の周知が予定されております。
  • その他の企業型確定拠出年金に加入している場合にも同様に、2022年10月よりマッチング拠出またはiDeCoのいづれかをご自身で選択できるようになる場合がございますので、 各年金制度の担当者へお問い合わせください。
※iDeCoとは iDeCoとは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の1つです。 加入は任意となりますが、2022年9月末までは、企業型確定拠出年金の加入者については、加入している企業型確定拠出年金にてiDeCoへの加入が認められている場合のみ加入が可能です。(NTTグループ確定拠出年金は、iDeCoへの加入は不可) また、加入している年金制度に応じてiDeCoの掛金の拠出限度額が異なります。 例えば、基金年金を含む確定給付型の企業年金に加入していない方の拠出限度額は23,000円/月ですが、 基金年金を含む確定給付型の企業年金に加入している方の拠出限度額は12,000円/月となります。 その他、iDeCoについては以下で御確認いただき、加入については所属の年金制度のご担当者へご確認下さい。 iDeCo公式サイト https://www.ideco-koushiki.jp/